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2019.12.31  

苔問屋直伝!美味しい海苔を選ぶ際に外せない2つのポイント

スーパーなどの小売店の乾物売り場に行くと、多種多様な海苔が陳列されていますよね。高級海苔から価格の安い海苔有明海産海苔やら瀬戸内海産海苔寿司はね海苔お徳用海苔。もう何がなんだか訳が分からなくなってきますよね。。。「どの海苔が美味しいんだろう?」って思ったことはいですか。

高級海苔という名前に惹かれて買ったけど美味しくなかった」という経験は無いでしょうか。海苔は本来は美味しい食材なのです。オニギリヤ巻き寿司はもちろんの事、そのまま食べても美味しい。しかし、残念ながら中には美味しくない海苔も存在しています。そしてそのような美味しくない海苔もスーパーなどの小売店で販売されています。いかにも美味しそうな「○○海苔」「△△海苔」という名前がついていても美味しくないものは美味しくありません。そう、海苔の名前は全く関係ないのです。海苔は名前で買うものではありません。海苔の質を見て買うものです

このブログでは本当に美味しい海苔に共通する2つのポイントをお伝えします。もし、今ご自宅に海苔があるという方は、このブログを読んだ後にその海苔を確認してみてください。

初摘み海苔かどうか

海苔のパッケージに、

  • 初摘み海苔
  • 一番摘み海苔
  • 早摘み海苔

上記のような記載がある海苔は、美味しい海苔である可能性が高いです。なぜなら、初摘み海苔はその年の最初に摘まれる海苔であり、海苔の細胞自体が非常に柔らかいのです。だから、口に入れた瞬間に溶けていくような食感が楽しめます。初摘み海苔はその細胞の柔らかさから、海苔に小さな穴が空いていることが多いです。

例えば、初摘み海苔ではなくしっかりと成長をした海苔は、細胞がしっかり成長しますので、口の中で溶けるという食感はありません。「この海苔、硬いな」という経験があるかもしれませんが、その海苔は初摘み海苔ではなくしっかりと成長をした海苔である確率が高いでしょう。

なので、まずは初摘み海苔か否かを確認しましょう。

海苔の表面に艶があり深緑色をしているかどうか

色が濃くて科緑色の海苔を選びましょう。なぜなら、海苔の色は海苔に含まれているタンパク質内の色素と海苔のうまみ成分である「グルタミン酸」「イノシン酸」から構成されています。海苔に十分な栄養が行き渡っている場合、色々な色素が成長し重なり合って色が濃く見えるのです。

海苔価格が高騰しているここ数年、小売店で「これ海苔なの?」と思ってしまうような畳のような色をした海苔が販売されているのをよく見かけます。海苔に栄養が少ない時は、色素が成長せず種類が少ないために畳のような黄色っぽい海苔が出来てしまいます。食べて頂ければお分かりいただけるのですが、この海苔は本当に美味しくないです。色が薄く海苔のうまみ成分も何も感じられません。

余談ですが、このような色の薄い海苔は海苔の価格が安定していた時代には廃棄されていました。全国の海苔は各地域の県漁連の開催する海苔の入札会において、海苔問屋等が入札することによって海苔を仕入れ様々な販売ルートを通って消費者のもとに届きます。しかし、このような色の薄い海苔は誰も入札せずにそのまま廃棄処分となることも多々あったのです。

食品ロス問題の視点から見れば大問題ですが、海苔の価格が高騰した現在ではそのような色の薄い海苔もしっかりと海苔の流通ルートに乗って消費者のもとへと届けられています。またどのような販売ルートにおいても、このような海苔は非常に安価で販売されています。

補足:有明海産の海苔が美味しいとは一概には言えません

これはその人の好みの問題であり、一概に「有明海産の海苔は美味しい」とは言えません。なぜなら、 柔らかい海苔が好きな方もいらっしゃるし、少し硬めの海苔が好きな方もいらっしゃいます。有明海産の海苔は全体的に柔らかいですし、瀬戸内海産の海苔は全体的にガシッとしてます。なので、柔らかい海苔が好きな方からすれば、瀬戸内海産の海苔は…となるでしょうし、反対にガシッとした海苔が好きな方からすれば有明海産の海苔は…となるでしょう。

また、有明海産の海苔はその柔らかさゆえに、オニギリや巻き寿司等で使うと海苔が溶けてしまうことがあります。この様な場合はガシッとした瀬戸内海産の海苔が適しているでしょう。他方、そのまま食べたり味付け海苔にして食べるのであれば、瀬戸内海産の海苔はその固さゆえに口の中に残ってしまうことがあります。故に有明海産の海苔の方が適していると言えるでしょう。

有明海産の海苔でも固いものもありますし、瀬戸内海産の海苔でも柔らかいものも当然あります。 一概には言えないことをご容赦下さい。

有明海産の海苔は日本全国の海苔の生産地の中でも、価格が高い事で有名です。それだけ美味しい海苔が揃っているという事なのですが、「人の好み」や「利用用途」によっては有明海産の海苔よりも適していることは往々にあります。

海苔は有明海産」という固定観念は捨てて、色々な産地の海苔を食べ比べてみるのもオモシロいかもしれませんね。

まとめ

如何でしたでしょうか。美味しい海苔を選ぶ際には、何よりもまず

  • 初摘み海苔かどうか
  • 苔の表面に艶があり深緑色をしているかどうか

をチェックしましょう。海苔問屋さんの中には「有明海産」であることを美味しい海苔の条件にしていますが、これは好みや用途の問題であり条件の1つにしてしまうのは如何なものか?と私は思っています。

このような目線でスーパーなどで売っている海苔を見てみるのもオモシロいかもしれませんね。

最後までお読み頂きまして、有難うございました。

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