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Q.

ある不動産会社に土地の等価交換の話を持ちかけられました。私の所有している土地は現在更地となっており、以前から有効活用方法を検討していました。そもそも等価交換とはどのような取引なのでしょうか。

等価交換とは、「土地の所有者は開発を行う不動産会社に土地を提供し、その土地上に開発された建物から土地の譲渡価格に相当する建物の区分所有権を取得する」という土地の有効活用方法の一種です。

建物の開発資金は不動産会社が負担します。資金は無い、リスクは負いたくない、けれど所有している土地を有効活用したいと考えている方には適しているのではないでしょうか。

 

ポイント1
資金の提供なしに建物の区分所有権を取得するのと引き換えに、土地の所有権は事実上失います(建物区分所有権に応じた土地所有権の共有持ち分は残ります)。この点をどう捉えるのかは難しい問題です。
ポイント2
等価交換方式においては立地の良し悪しも重要な要素です。建築費を負担する不動産開発業者は当然それなりの条件の土地でないと等価交換を持ち掛けません。要は不動産開発業者が欲しくても滅多に手に入らない土地に等価交換の話が持ち掛けられているのが現状です。
ポイント3
等価交換方式には税務上の特例が適用されることがあります。税務の専門家をご紹介することも可能ですので一度お問い合わせください。
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