アパートとマンションでは家賃が異なります。マンションの方が高いです。例えば、東京大田区の最寄り駅「蒲田」の場合の物件で駅からの徒歩10分程度の物件の場合、
軽量鉄骨の築2年のアパート 1K(26.96㎡) 家賃:8.3万円 管理費:0.3万円
鉄筋コンクリート造の築2年のマンション 1K(25.52㎡) 家賃8.9万円 管理費0.5万円
マンションはアパートに比べて建築コストが高いので(アパート⇒木造、マンション⇒鉄筋コンクリートが多い。建築費は坪単価で「アパート×2=マンション」程度となる)家賃は高くなります。また、マンションにはエレベーターが付いているので管理費は高くなります。上記の例ですと若干部屋の大きさが異なりますが、これらの差がザックリ8,000円という事になります。
この家賃の差、「本当に適切な差なのか?」と考えたことはないですか。不動産屋さんが「『〇〇マンション』という名前にしておけば家賃が高くとれる!」という理由だけなのではないかと思っているのは私だけでしょうか。確かに書類などの記入時に「マンション名まで記入してください」と書いてあることがあります。ここに「〇〇アパート」と書くのは気が引けます。出来ることであればマンションと書きたい。気分的に。
ちなみにアパートと言えばこれ↓ですよね。
他の方がどのようなアパートを想像されるか分かりませんが、私の中のアパートはこれです。良い感じに仕上がってます。私は東京の下町育ちなので、子供の頃はこのようなアパートがたくさんありました。今は建て替えられているものが多いですが、まだまだあります。
そしてマンションと言えば間違いなくこれ↓。
高層マンションから下界を見下ろしながらのコーヒー最高です。「やっと俺もここまできたか。こうしてみると人ってちっぽけな存在だな」感を出しながら。コーヒーはもちろんネスプレッソ。私のブレイクタイムはいつもこれです。
これは明らかに差があります。ブレイクタイムの価値が全然違うものになってしまいます。ということで、アパートとマンションの家賃の差は「適切なものである」という結論が出ました。
お遊びはこれくらいにしてそろそろ本題に入りましょう。最初に東京の大田区蒲田の物件委おいて、同条件のアパートとマンションの家賃差が8,000円であることを突き止めました。但し、建築費とエレベーターの保守点検費だけで8,000円の差は納得できません。以下では「マンションにはアパートよりも+8,000円分の価値があるのかどうか」を検証していきます。
検証の仕方は「マンションにあってアパートにないもの」を別途アパートに付け加えた場合の費用を計算していきます。マンションにあってアパートには無いものの代表格は、
アパートに防音設備を付け加えた場合の費用
脆弱なセキュリティをホームセキュリティにした場合の費用
気密性(エアコンの月額料金)
です。1つずつ検証していきたいと思います。
アパートに防音設備を付け加えた場合の費用
アパートとマンションの一番の差は、この「防音性」です。木造のアパートでは隣人の生活音が丸聞こえということもあり得ます。ということはこちらの音も隣人に丸聞こえです。トイレの音も丸聞こえです。LINEの着信音も聞こえるそうです。これは問題です。大問題です。しかし、安心してください。そんな時はみんなの「amazon」です。amazonで防音対策商品を探しました
まず、防音シート。本来は内壁に使用される健在ですが、壁に貼り付けても効果があるということ。素材の違いは私には分かりませんので、amazonで価格とコメントを照らし合わせた結果、
平成29年10月末時点での価格が「3,758円」です。この商品は10mあるので1つ買えば良いでしょう。
次に防音材。
こちらの平成29年10月末の価格は「1,563円」。ワンルームには4枚くらい必要と言う自己判断で
1,563円×4=6,252円
最後に防音カーテン。
出典:amazon「CALM」
同じく2枚組で「6,150円」。色はアイボリー・ブラウン・ベージュの3色からお選びいただけます。
この3点セットを購入していただければ、アパートの防音性能がマンションへ近くなる(?)はず。費用は、
3,758円+6,252円+6,150円=16,160円
2年間入居する前提で月額費用に計算をし直すと、
16,160円÷24か月=約673円
脆弱なセキュリティをホームセキュリティにした場合の費用
アパートの防犯性は致命的です。ほとんどのアパートが誰でも侵入できる造りになっています。色々と調べてみましたが、短期間のホームセキュリティをお願いする場合には
ALSOK「ゼロスタートプラン」
月額:7,760円(税別)
が良さそうです。他のプランですと初期費用(機器費や工事費)や保証金が掛かるのですが、ゼロスタートプランなら必要ありません。いずれ引っ越すことを考えたらこちらのプランが良いでしょう。
気密性
木造のアパートは気密性が低いので、エアコンの効率が少し落ちます。少し落ちるので、木造の場合にはエアコンのパワーが少し大きいものを購入したほうが良い時があります。そう考えるとマンションよりもエアコン代が掛かるように思えますが、「考慮するほどの差は生じないという結論にいたりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
アパートのデメリットである「防音・セキュリティ・気密性」を代替手段で補った場合にかかる費用は月額で、
673円+7,760円=8,833円
なので、
8,000円(アパートとマンションの家賃の差)<8,833円(アパートのデメリットを代替手段で補った場合)
結論
マンションに住もう
(※今回のコラムは私の主観が多分に含まれている内容となっております。「それは違う!」と思われる方はどうぞご自身の意見を尊重してください)
最後までお読み頂きましてありがとうございました。