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2018.03.30   2020.06.15

なぜ芸能人が住む賃貸マンションは家賃が異常に高いのか?

なぜ芸能人の住むマンションの家賃は超高額なのか?

芸能人の方々が住んでいるマンションのイメージと言えば「家賃が高い!!!」ですよね。月々の家賃が50万円だとか100万円だとかザラにありますよね。「どうせなら、購入したほうが良いのでは!?」とアドバイスしたくなるほどの超高額家賃です。私の基本理念は「所有よりも賃貸」ですが、これ程高額な家賃支払いになると流石に所有されることを勧めます。将来の事を考えて土地付きの住宅を検討したほうが良いでしょう。

でも、そうでした。芸能人の場合は住居がバレたりトラブルが起きた場合にはすぐに引っ越す必要があります。そう考えると、住宅を購入しその場所から動けなくなることはデメリットが大きそうです。まあ、もう1軒購入しちゃうくらいの余裕がある方もたくさんいらっしゃるとは思いますが、「何かあったらささっと引っ越す」くらいがちょうど良さそうです。本人名義で住宅を購入すれば、登記簿上に本人の名前が登場してしいますし。

分譲よりも賃貸の方が良い理由は分かりました。ここで再び本題に入りたいと思いいます。なぜ芸能人の方々が住んでいるマンションは異常なほど家賃が高いのでしょうか。1部屋に1人、お手伝いさんが付いてくるのでしょうか。もちろんそんな訳はありませんが、お手伝いさんが付いててもおかしくない家賃ですが。。。

一般的なマンションと超高額賃貸マンションとの圧倒的な家賃の差は、必ずどこかに存在しているはずです。恐らくその違いは1つだけではないでしょう。複数の違いが重なり合ってこれ程までの大きな差になっているのです。何もなければただの〇ッタクリです。「果たして違いは何なのだろうか?」。この問いに答えるべく、今回は超高額マンションの特徴を色々と調査してみました。その結果、様々な点について「違い」を発見することが出来ましたので下記でご紹介していきたいと思います。

1.「駅近」よりも「閑静な住宅街」

芸能人が住んでいるエリアと言えば「港区・渋谷区・目黒区・新宿区」です。まさに”東京の中の東京”という場所です。オフィスや商業施設が立ち並んでいるのかと思えば、少し離れると閑静な住宅街があります。実はこの「少し離れる」がポイントなのです。

基本的に電車移動のない芸能人の方々に「駅から近い」という要素は不要なのです。逆に、駅から少し遠いくらいの方が好都合でしょう。都心部では、駅に近ければ近い程、人が多いです。人目を避けたい芸能人にとっては、少しでも人が少ない方が有難い。その点、東京にある高級住宅街にはあまり人が歩いていません。ビックリするほど人気が無く静かなのです。こういう場所こそ芸能人の方にはピッタリなのでしょうね。万が一、私がふらっと歩こうものなら不審者に間違えられ数秒後に逮捕されてしまうかもしれません。。。

2.各国の大使館・領事館周辺(※特に港区)

港区だけで70以上の大使館や領事館が存在しています。港区の西麻布だけでも40以上の大使館があるとか。そして、その周辺の高級賃貸マンションは芸能人ご用達になっていることが多いそうです。なぜだか分かりますか。それは「大使館周辺は警備が厳しい」からです。

昼夜限らず警察による警備の厳しい大使館周辺であれば、ファンに尾行されたり不審者に襲われたりする可能性は限りなく低下します。おかしな言動でもしようものなら、すぐに職務質問、場合によっては連行されてしまいます。「警備が厳しい」という事の見方を変えれば、「犯罪が少なく安心できる」と言えるでしょう。 特に女性のアイドルの方々がこのような立地を好まれるようです。マンション自体のセキュリティだけではなく、その周辺の治安状況も重要ですからね。

私は東京都墨田区出身ですが、芸能人が住んでいるという噂は聞いたことがありません。道を歩いていたらラッキー池田さんとすれ違ったことはありますが。若い方はご存知ないかもしれませんが、ラッキー池田さんは有名な振付師の方です。昔はアヒルの浮き輪を付けてよくテレビに出ていましたが、もうテレビには出てこないのでしょうか。

3.地下駐車場

地下駐車場

当然ですが、マンションの地下駐車場には住民の方しか入れません。なので、この地下駐車場内でタクシーや送迎車を利用すれば、住民以外の方と顔を合わせることはまずありません。週刊誌の直撃を受けずに済むのです。「自宅マンション前での不倫現場を激写」されてしまった芸能人の方には地下駐車場付きのマンションをおススメします。激写される恐れが限りなく0に近づきますので。色々な意味でプライバシーが保護されます。

しかし、もっとスゴい駐車場があるのをご存知ですか。地下駐車場に自分専用のガレージが付いているマンションが存在しているようなのです。。地下駐車場からシャッターなどで区切られていて、その人にしか利用できないプライベートスペースです。これなら車の乗り降りの際さえ住民の方々に目撃されることも無くなります。地下駐車場だけでも1ランク上なのに、プライベートガレージになるともう雲の上です。「徹底してプライバシーを確保する」という強い意志が読み取れます。

芸能人に限らず、様々な業界の超大物の方々が利用しているようです。世界が違いすぎて私にはよく分かりませんが。。。

4.24時間コンシェルジュサービス

マンションのフロントデスクにいるコンシェルジュさんは予想以上に色々とやってくれるそうです。私自身、経験をしたことが無いのであくまで伝聞になってしまいますが、まあスゴいらしいです。クリーニングやハウスキーピングはもちろんの事、配車や郵便物の受け取りまで様々な事をしてくれます。

  • 来訪者の受付
  • 荷物の一時預かり
  • クリーニングの取次
  • 郵便や宅配便の発送・受け取り
  • 配車サービス

ここに挙げたのはあくまで一例です。実際のコンシェルジュさんはもっと多くの事をしてくれますし、高級マンションになればなるほど、その内容は増えるでしょう。コンシェルジュさんがエントランスに居るだけでも安心感が違いますし。

一説によると、長期間家を不在にするときに鍵を渡しておけば換気ペットの餌やりまでしてくれるとか。あくまで都市伝説なので信じるか信じないかはあなた次第ですが。。。

5.タワーマンションよりも低層階マンション

東京の湾岸エリアのタワーマンション、とにかく眺望が抜群です。海の向こうにオフィスビルが煌々と光りながら立ち並んでいる夜景なんて、限られた立地でしか見ることは出来ません。その夜景を求めて(?)、以前は多数の芸能人の方々が湾岸エリアのタワーマンションに住んでいたそうです。

しかし、今では少し風向きが異なります。芸能人の方々はタワーマンションを選ばなくなっているそうです。なぜなら「タワーマンションは住民の数が多いから」です。1棟で何百戸の部屋のあるタワーマンションは当たり前ですが、部屋数が多ければ住民の数も比例して多くなります。住民の数が多くなると、どうしても芸能人であることがバレてしまう可能性が高まります。出来ることならひっそりと誰にもバレずに暮らしたい芸能人にとっては、タワーマンションは都合の悪い住居と言えそうです。

そこで人気なのが低層階マンション。地上4階以下のマンションの事を指すのですが、タワーマンションとは異なり圧倒的に住民の数が少ない。そもそもの住戸の数自体が少ないので、必然的にそこに住んでいる住民の数も少なくなります。その代わりに、1部屋毎の広さがハンパじゃないようです。共用部の仕様も重厚感に溢れていると聞いたことがあります。高さ制限の厳しい超高級住宅街などに多いようですので、お家賃の方も高級感に溢れているのでしょう。

それなら芸能事務所がマンションを1棟借りして、そこに所属している芸能人を入居させれば良いんじゃないでしょうか。1つの芸能事務所で難しいのであれば、いくつかの芸能事務所が一緒になって借りることも考えられます。でも芸能人は美男美女揃い。間違いが起こるかもしれません。なかなか実現は難しそうです。

6.何重ものセキュリティ

防犯カメラ

セキュリティのレベルがハンパじゃないようです。一般のマンションであれば「エントランスのオートロック」と「各部屋のインターホンとディンプルキー」の2重のセキュリティが普通であるかと思いますが、超高級マンションのセキュリティは全くレベルが異なります。4重5重のセキュリティが当たり前です。エントランスに警備員さんが居るのにもかかわらず、フロントデスクにコンシェルジュさんが居ることもあるそうです。

※「ディンプルキー」とは従来のようなギザギザした鍵ではなく、鍵の表面い穴が開いている鍵の事。従来の鍵よりも防犯性が高い。

  1. 警備員によるチェック
  2. コンシェルジュによるチェック
  3. 住民が映像で訪問者をチェック
  4. 訪問階しか停止しないエレベーター
  5. 各部屋前でインターホンによる訪問者の確認

ここまでセキュリティを強化する必要があるのか?」とギモンに思う方もいらっしゃるかもしれませんが、セキュリティはあるに越したことはありません。確かに、訪問する側から見たら「面倒くさい」と思うかもしれませんが、住民から見れば「安心」なのです。芸能人ともなれば、このくらいのセキュリティがないと安心出来ませんよね。

セキュリティが厳重な分、家賃に跳ね返ってくるのです。家賃というか管理費ですが。高額な理由が良く分かりますね

7.まとめ

いかがでしたでしょうか。

最後まで記事をご覧いただいた方であれば、芸能人の方々の住んでいるマンションの家賃が超高額な理由がお分かりいただけたかと思います。

  • 閑静な住宅街
  • 大使館周辺
  • 地下駐車場
  • コンシェルジュ
  • 低層階マンション
  • 何重ものセキュリティ

「これ以上何を求めるのか?」というレベルにさえ達しているように思えます。高額な家賃が必要になる理由も理解できますよね。

男は敷居を跨げば七人の敵あり」という言葉があるように、自宅の外は敵だらけです。ひょっとしたらこれだけでも足りないかもしれません。日本のマンションがどこまで進化を続けるのか、まだまだ期待できそうです。まあ、私には縁のない話なので今日はこのくらいにしておきます。

最後までお読み頂きましてありがとうございました。


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