うどんと言えば”どん兵衛のきつねうどん”でしょう。年越しには”どん兵衛の天ぷらそば”のCMがよく流れますよね。昔はよくお世話になったものです。今ではあまり食べなくなりましたが、たまに無性に食べたくなります。うどんの中に入っているあの揚げのほのかな甘みとジューシー感がたまりません。天ぷらのサクッと感も最高です。両者ともスープとの相性が抜群です。日清さんがどれだけ努力を重ねて試行錯誤を繰り返してきたのかは計り知れません。頭が下がります。
なぜ、不動産情報サイトにおいて日清さんの”どん兵衛”の話が出てくるのかとギモンに思われるかもしれません。その理由がこちら。
どうです。スゴイでしょう。まるで新築マンションの広告みたいになっています。もちろん新築マンションの広告のやり方を〇クっているものと思われますが、それにしてもまさかこのような勝負を仕掛けてくるとは思いもしませんでした。脱帽以外の何物でもありません。
キャッチコピーも秀逸です。
緑豊かな公園
でもおいしい。
設備の整った病院
の先生に食べてほしい。
どのような思考回路を持っていたら、このような発想が生まれるのでしょうか。私からは決して出てこないアイデアばかりです。不動産の広告とどん兵衛を結びつけることもさることながら、その広告の内容自体もクオリティの高い物ばかりです。
昆布だしの関西に澄む
もう何かを超越してますね。なんてったって”関西がHEAVEN”なんですから。発想がスゴ過ぎてどう理解すればよいのかに困ります。
劇的に、蕎麦
もちろん、”側”を”蕎麦”と言い換えていることは容易に理解できます。ギャグのセンスとしては決して高いものではありません。しかし、そのギャグセンスの低さを補ってもあり余るほどの圧倒的存在感がこの広告はあります。「常識など信じるな。”側”ではない。”蕎麦”なのだ」と。物事を”極める”とはこのようなことを言うのでしょう。
ぜひ皆さんと共有をしたいと思い、今回はこのような記事になりました、このような発想の転換こそが本当のイノベーションを生み出すものである、と私は思っています。
最後までお読み頂きましてありがとうございました。