熊本駅は2011年3月の九州新幹線の全線開通に合わせて新幹線口(西側)がリニューアルされました。
ちょうど私が東京から熊本に来たぐらいにリニューアルされたので、それ以前の熊本駅がどのような駅舎であったのかは全く分かりません。が、新たな駅舎はオシャレな感じに仕上がっています。私、リニューアル後の熊本駅は良く知っています。そこら辺の熊本産まれ熊本育ちの熊本県民の方々よりも間違いなく私の方が熊本駅に詳しいです。
なぜだと思いますか。「新幹線での出張が多いから」では無いですよ。出張はもっぱら車です。新幹線に乗ることはほとんどありません。でも熊本駅には詳しいのです。それは、「私の長男が新幹線が大好きだから」です。
長男は現在は小学生ですが、幼稚園児の頃は「新幹線を見に行きたい!」が口癖でした。我が家が熊本駅まで車で5分の場所にありますので見に行くことはカンタンなのですが、何せ毎日見に行きたいというのです。その結果、週5くらいで熊本駅に通っていました。”入場券を購入し1時間くらい新幹線を見て帰る”というのが日課でした。私がどのような思いで熊本駅に通っていたのかは皆さんの想像にお任せします。今となっては良い思い出です。
ちなみに、次男からも同様のリクエストが届いていましたが、そのほとんどは却下しました。休みの日だけですね、熊本駅に行くのは。
そんな熊本駅も先日、より一層パワーアップしました。JR九州からは、去年末に
2018年3月17日
熊本駅高架下に熊本の逸品が揃った商業施設
「肥後よかモン市場」オープン
との発表がありましたが、実際にどのような施設になるのかは未知数でした。私。わさもん(熊本の方言で「新しいもの好き」という意味)なので、オープン当日に早速足を運んでみましたが、まさに「素晴らしい!」の一言。”駅ナカ”といえば良いのでしょうか。お土産屋さんや飲食店などが60店舗も入居していました。お陰様で休日の選択肢が1つ増えました。電車好きな私の子供達にはピッタリの遊び場です。
さすがに博多駅や鹿児島中央駅の駅ナカには及ばないと思いますが、とても立派な商業施設に仕上がっています。
参照:博多エキナカ「マイング」
参照:「えきマチ1丁目」鹿児島
自宅の近隣に飲食店が増えたことが何よりも嬉しいです。熊本駅のある熊本市西区には、ハッキリ言って飲食店は少ないです。仕事で飲みに行くときは熊本の中心部(熊本唯一の百貨店である「鶴屋百貨店」の近辺)に行きますし、家族でご飯に行くときは近くの回転寿司か、車で30分くらいの場所にある商業施設のフードコートに行きます。回転寿司とフードコートの往復にはちょっと飽き始めていました…
そんな時に肥後よかモン市場の登場。本当にありがとうございます。私の大好きなラーメン屋さんが増えただけではなく、担々麺屋さんにうどん屋さん。なんと”串揚げ屋さん”まで入っていました。
自宅の近くに行きつけの飲食店があるのは幸せな事です。私は気に入った店に足しげく通いたいタイプです。浮気はしません。見ず知らずのお店でご飯を食べて失敗する事ほど、ダメージを受けることはありません。先日も知らない土地で食べログを頼りにラーメン屋さんに入りました。3.5以上の評価であったので間違いないと思いお店に入りました。お店から出た後は「なぜなんだ?」とただただ自問自答していました。これ、私が最も嫌いなやつです。
人生のうちで何万回食事をするのか分かりませんが、その中の1食を無駄には出来ません。今回の肥後よかモン市場のオープンにより、新たな選択肢が増えたのです。飲食店だけで18店舗も。私の為にここまでしていただいて、ありがとうございます。
熊本駅のすぐ近くに「熊本地方合同庁舎」が移転しました。A棟・B棟に分かれており、Ⅰ期にA棟、Ⅱ期にB棟という事業計画でした。既に両棟とも完成しバッチリ稼働しています。入居テナントは行政機関です。財務局、労働局、国税局、農政局などなど。
詳細な数字は分かりませんが、かなりの数の職員の方がそこで働かれているはずです。つまり、西区(特に熊本駅周辺)の労働人口は増加しているはずなのです。労働人口が増加するという事は、飲食の需要が増加する事とイコールです。需要があれば供給が増えるのは必然、のはずなのですが、如何せん西区には新たな飲食店がなかなか出来ません。
確かに、熊本市内の区の中で西区が一番人口が少ないです(最多の中央区が約17.7万人、最少の西区が約9万人)。中央区と比べれば人口は約1/2。ザックリと中央区と西区の飲食店数を調べたところ、
中央区:2,000店舗以上
西区:200店弱
上記数字の正確性は定かではありませんので、ザクッとみて頂ければ助かります。ざっと10倍程度の差があります。人口と飲食店の数が全く比例していません。確かに飲食店舗数を考える時には人口に加えて昼間の人口が重要になりますが、それでもさすがに10倍の差は酷いです。まだまだ皆さんが西区のポテンシャルに気付いていないようです。
もっともっと西区の魅力を世に伝える必要があると感じた今日この頃です。
最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。