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2018.10.06   2020.07.10

通販の『送料問題』を不動産的アプローチで解決出来ないのか?

配送料

ECを含めた通信販売を行っている企業様・個人の方々なら骨身にしみて分かって頂けるかと思うのですが、配送料ハンパないっすよ。ホントに。ヤバいっすよ、マジで。

個人配送を行っている企業と言えば、佐川急便さんやヤマト運輸さん、日本郵政さんが思い浮かぶと思います。前述した企業の方々に荷物を運んで頂いていますので、その対価として配送料をお支払いするのは当然です。人件費や燃料費、車両費などなど配送会社さんも経費が掛かります。どこでもドアは現代にはないのですよ。光のスピードより速く時空を移動する手段など、私が生きているうちに開発されることはない(?)でしょう。この時代は配送を専門とする企業様にお願いするのが一番ベストなのです。

このような事は重々承知しています。承知しているんですが、ご注文を頂いた商品の発送手続きをするたびに、「配送料がもっと安ければな…」と思ってしまいます。「配送料がもっと安ければより多くの商品をご提案出来るのに…」「配送料が安ければ価格面で消費者の方々に還元出来るのに…」などなど。くれぐれも「配送料が安ければうちの会社がぼろ儲けするのに…」などとは思っていませんので、ご安心下さい。思ってなければ書かなきゃイイじゃん!と思ったそこのアナタ、洞察力ハンパないですね!

もう少し詳しく言わせて頂くと、現状では配送料に見合った商品しか消費者の方々にご提案出来ません。つまり、それなりの金額になる商品でないと配送料に見合わないのです。例えば、100円の商品を配送料1,500円もかけて買う人は滅多にいないでしょう。その商品が死ぬほど好きか、若しくはよっぽどお金に余裕がある人位じゃないですかね、買えるのは。私は熊本の一部地方では、お金に余裕がある人の代名詞と言われておりますので、私は買いますけど。。。

また、「この商品、配送料抜きで売価で売れたら大爆発するんだろうな…」と思う商品も多数あります。通常便(常温便)で1,000円程度、クール便で1,500円程度の配送料が掛かります。「配送料考えたら誰も買わないだろうな」という事がたくさんあるのです。通販をしている(したことのある)方なら誰しも一度はぶつかる壁だと思います。より配送料の安いメール便を利用したりと試行錯誤をされている企業様も多数いらっしゃいます。

という事は、私もこの壁に真正面から立ち向かわなければいけないのです。

何かアイデアがあるかと問われれば私はこう答えるでしょう。「ノー」。ノーアイデアです。「早くドローンで配達できるようにならないかな~」という完全な他力本願です。ドローンによる試験的な配送が始まっていると聞いたことがあるのですが、どうなんでしょうか。雨の日は荷物がビチョビチョになりそうです。風のちょっとでも強い日は飛べないでしょう。んー…。

やっぱり他力本願ではなくて自力で解決せねば。しかも不動産的に解決できれば最高です。

私、以前配送会社さんに直球ストレートを投げたことがあるのです。

私:「どうすれば配送料安くなりますかね???

配送業者さん:「いや~、ムリっすね!」

私:「えっ、何もないんすか???」

配送業者さん:「今、色々高いんすよ…」

私:「何か1つくらいあるでしょ!?」

「んー、まぁー、いやー、あくまで個人的な意見ですが、配送先が1か所だったら安くなるかもしれません。。。」

なるほど、そういう事ですか。集荷場所も配送先も1か所だったら配送料の交渉の余地があるという事ですか。当然の事ですよね。様々な配送先に配達するから様々な経費が掛かってくる訳であり、多数の荷物を1か所に運ぶのであれば相当な経費を削減することが出来ます。

ちなみに、熊本から九州内に業務用の荷物を運ぶ場合、段ボール1個当たり200円程度で運んでくれる企業もあります。しかもクールです。素晴らしいと思いませんか、200円ですよ、200円。”集荷場所:1か所””配送先:1か所”に大量の荷物を運ぶことによって成し得る配送料だとは思います。しかし、この考え方は非常に参考になると私は思っています。

つまり、通販の配送先も1か所にしちゃえば良いのではないか、というのが私の考えです。何言っているのか分からないですよね。安心してください。今から説明させて頂きます。

つまり、様々な場所に通販の商品を受け取る宅配ボックスのようなものを設置して、近隣の方々の商品はそこにまとめて配送をする。そうすれば、送料は安くなる(可能性がある)。自宅まで届けてもらえるというメリットを享受することは出来なくなりますが、その分送料が安くなる。消費者の方々には、どちらの配送方法が良いのか選択してもらう事にすれば良いのではないでしょうか。

日本では今後空き家が激増します。今後増加します、というより既にビックリするくらいの数の空き家が存在しているのです。空き家を配送先に利用できるかどうかは分かりません。工事も必要ですし、法律的な問題も生じるかもしれません。しかし、上手く利用できるのであれば様々なメリットがあると私は考えます。空き家って都心部にも結構あるんですよ。モッタイナイの一言です。

配送料問題と空き家問題を一気に解決するこの考え方、どうっすかね。パッと思いついたアイデアなのでより深い考察が必要ですが、この考え方、不動産と通販を経験した人でないと問題意識として生まれてこないんじゃないかと思うんですよね。ビジネスって一見関係なさそうに見えても、色々なところで繋がるんですよね。

またまたやってしまいました。。。タイトルとオチが全く違うという失態を。。。自分で書いた文章を読み直してタイトルを修正しようと思いましたが、本日も力尽きました。これにて終了ということでご勘弁下さい。

最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。

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