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2017.08.21   2018.04.06

【決算】日本ビルファンド投資法人(8951)

日本ビルファンド投資法人(8951)の特徴

投資対象:オフィスビル特化型

 

投資エリア:東京都心部、東京周辺都市部及び地方都市部

 

保有物件数:74物件

 

取得価格合計:1兆1,066億円

決算概要

※パーセント表示は今回の決算の1期前の決算と比較しての増減率を示しています

出典元:日本ビルファンド投資法人 平成29年6月期 決算短信(REIT)

決算の特徴

安定的に利益を出している、という意味で好感の持てる決算内容なのではないでしょうか。特筆するような点は特にありませんが、強いて言うのであれば投資家として一番気になる1口当たり分配金が前期比2.9{9b6a60116f1ce4138cb916d038a564d83dd1a941c3c2e5ff8f9a4f78ff99e0c8}増の9,129円となっています(第31期は8,867円)。分配金利回りに換算すると3.15{9b6a60116f1ce4138cb916d038a564d83dd1a941c3c2e5ff8f9a4f78ff99e0c8}(前期末)となります。他のREIT銘柄と比較すると利回りは低いですが、時価総額&物件取得額においてJ-REIT最大の銘柄であり安心感と安定感が違いますので、その点を考慮すると致し方ないのかなと思います。

 

但し、気になる点として前期初頭(平成29年1月4日)に654,000円を付けていた投資口価格が、前期の終わりには574,000円と▲80,000円となっています。REIT市場全体に逆風が吹きつつあるとはいえ、▲12{9b6a60116f1ce4138cb916d038a564d83dd1a941c3c2e5ff8f9a4f78ff99e0c8}以上のマイナスは決して納得のいく数字ではありません。日本ビルファンド投資法人自体の決算に問題が無くても、REIT市場全体、ひいては不動産市場全体にマイナス要因が出てくると個別銘柄にもダメージが及びます。不動産市場全体の動きを把握しながら投資を検討する必要があるのではないでしょうか。

前期における物件の取得・売却

取得⇒「興和西新橋ビルB棟」(既保有物件)の一部持分 取得価格:38,000,000円

 

売却⇒「アクア堂島東館」の一部持分 売却価格:1,900,000,000円 帳簿価格:1,687,209,504円(平成28年12月31日現在)

今期の予想

今期(第33期)に関しては、営業収益こそ増加するものの他の利益に関しては微減してしまう予想です。但し、1口当たり分配金は9,210円と前期と比べて0.8{9b6a60116f1ce4138cb916d038a564d83dd1a941c3c2e5ff8f9a4f78ff99e0c8}の増加予想となっています。前期に行った内部留保は今期は実施しないようなので、利益のほとんどが配当となる見込みです。物件売却益の一部を内部留保するという手法は日本ビルファンド投資法人の特徴であり、その目的は上記した分配金確保の為です。ゆえに今期は利益は減少するが分配金は増加するという決算予想となっています。「投資家を大事にしています!」というメッセージが伝わってきますね。

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