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2017.11.18   2018.04.06

仮登記とは?3分で分かる不動産用語集

不動産特定共同事業法とは何か?

仮登記とは、将来なされるべき本登記の順位を保全するためにするものです。

 

登記とは権利の所在を第三者に対抗するためのものです。土地を所有権を有している場合には、登記をしておけば「この土地は私のものです!」と胸を張って言えます。もし、同じ土地の所有権を主張する人が複数いる場合には、その土地の登記をしている人が勝ちます。他の人は諦めるか、裁判で争うしかありません。

 

 

他方、仮登記には第三者に対抗するための効力はありません。あくまで「仮」の登記なのです。この「仮」の意味は「順位を確保しておく」事です。つまり、「順位を確保するための登記」です。ここで疑問が生じます。本登記をすれば対抗力があるのに、なぜわざわざ順位保全の効力しかない仮登記を行うのでしょうか。

 

 

それは本登記が出来ない状況なので仕方なく仮登記をして本登記の順位だけでも確保しているのです。

 

登記において「順位の確保」は非常に重要な意味を持ちます。なぜなら「登記は早い者勝ち」だからです。つまり、登記をしたくても出来ない状況において、放っておいたら他の人に登記をされてしまう可能性があります。このような状況において、仮登記で順位を確保しておけばその後に他の人が登記をしたとしても、仮登記をしている人が本登記をすればそれより後の順位の登記は抹消されます。登記官の権限で抹消してくれるのです。

【1号仮登記】と【2号仮登記】

本登記をしたくても出来ない状況を法律は2種類に分けています。それぞれ【1号仮登記】と【2号仮登記】を呼ばれています。

【1号仮登記】

当事者間で権利の変動は生じているが、登記に必要な情報に不備がある場合

 

ex.登記識別情報の紛失

【2号仮登記】

当事者間での権利の変動は生じていないが、請求権がありその保全をする場合

 

ex.お金の返済が滞った場合には債務者所有の不動産を提供してもらう

購入予定不動産に仮登記が付いていたら要注意

仮登記が付いている不動産を購入する場合には、購入後に不足の損害を被る可能性があります。

 

仮登記は順位を保全する効力があります。もし、あなたが仮登記付きの不動産を購入し登記をしたとしても、後日、仮登記が本登記になった場合にはあなたの本登記は抹消されます。

 

仮登記を行っているという事は何かしらの事情があります。先ほど見たように「既に権利の変動が生じている」「権利の変動は生じていないが請求権がある」のです。例え売主が「この仮登記は無視して良い」などと言っても絶対に信じてはいけません。仮登記が本登記になる可能性は十分にあります。しっかりと仮登記を外してもらってから売買を行いましょう。

相続不動産に仮登記が付いている場合にも要注意

何よりもまず相続不動産に付されている仮登記の抹消する手続きをしましょう。

 

例え相続登記をしても順位の早い仮登記が本登記になった場合には、相続を原因とする所有権の移転登記が抹消されます。「仮登記がある場合にはまず抹消登記」です。

 

しかし、この仮登記について相続が発生している場合は大変です。現在の仮登記の権利者を探さなければいけません。自分で探すのが不可能な場合には、法律の専門家などにお願いをする必要も出てきます。

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