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2017.11.23   2018.04.06

根抵当権とは何か?3分で分かる不動産用語集

不動産特定共同事業法とは何か?

根抵当権とは、銀行から融資を受ける際の面倒な手続きを効率化し、企業が積極的に融資を活用し経済活動を行えるようにするための精度です。

 

 

銀行からお金を借りる時は担保を提供します。担保とはようは「お金の身代わり」ですね。担保になるのは不動産が一般的です。「お金を貸してください。もしお金を返せなかったらこの土地を好きなようにしてください」というようなイメージです。何かあった時に好きなようにするための権利が抵当権です。

 

 

この抵当権、銀行からお金を借りる時にはほぼ必ず設定します。そして、抵当権を設定した場合にはそのことを公に示すために抵当権設定登記をする必要があります。この抵当権設定登記が結構厄介なんです。

 

 

企業が銀行からお金を借りるのは一度だけではありません。「借りて返して」を繰り返すのが一般的です。その度に「抵当権設定登記」「抵当権抹消登記」をしていたらたまったもんじゃありません。費用も掛かるし時間もかかります。この煩わしさを避けるために、企業が融資を受けることに消極的になってしまう可能性があります。

 

 

このような状況を改善するために登場したのが根抵当権です。

 

 

「融資できる金額は上限○○万円です。この金額までならいつでも貸します。いつ返してもらっても構いません。なので、この上限〇〇万円を担保するために不動産に抵当権を設定させてください。しかし、この抵当権は融資及び返済の都度、変更するものではありません。当銀行と取引がなくなるまでそのままです」

 

 

分かりやすく言うと上記になります。根抵当権は住宅ローンのような特定の債権を担保するための権利ではなく、債権者債務者の間で継続的に生じる不特定多数の債権を上限額の範囲内で担保する権利です。住宅ローンの場合には住宅ローンが完済されれば抵当権は抹消されます。他方、根抵当権の場合には特定の債権が弁済されても抹消されません。将来発生するであろう不特定の債権も担保するからです。

抵当権設定登記と抵当権抹消登記の費用

抵当権抹消登記は司法書士報酬をいれても1万円以下で済むはずです。勿体ないと言えば勿体ないですが、神経質になるほどの費用ではありません。

 

 

問題は抵当権設定登記です。

まず、登録免許税が「借入額×0.4{9b6a60116f1ce4138cb916d038a564d83dd1a941c3c2e5ff8f9a4f78ff99e0c8}(※条件を満たす『建物』の場合には0.1{9b6a60116f1ce4138cb916d038a564d83dd1a941c3c2e5ff8f9a4f78ff99e0c8})」です。5,000万円の借り入れでは20万円がを登録免許税として納付する必要があります。率直に言って高いです。また、司法書士報酬で5~10万円くらいです。合わせると確実に数十万円です。

 

このような費用を抵当権設定・抹消の都度支払っていたらたまったものではありません。

根抵当権も元本が確定したら抵当権と同様の権利になる

「1年後に根抵当権は終わりにする」「返済が滞っているので、根抵当権を辞めて担保を競売したい」という事由がある場合には根抵当権は終了します。そして終了と同時に現在の債務がいくら残っているのかが確定します。その後、その根抵当権はその確定された債権を担保するための抵当権と同じ性質のものとなります。

 

 

ちなみに法律上、元本確定事由は10種類ありますが覚えなくてダイジョウブです。必要な時にインターネット上で検索すれば問題ありません。

 

 

こうなれば住宅ローンでよく聞く抵当権と一緒です。債務を弁済すれば根抵当権は抹消されますし、弁済しなければ競売になる可能性もあります。また、元本が確定したら元本確定登記が出来ます。

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