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2018.08.31  

業務用の食品の物流って、組むのが難しいんですよね…

食品の物流は難しい!?

あー、なかなかうまくいかない…

私の親族が熊本地方卸売市場内で食品メーカーを経営しています。主に”和食材”を取り扱っています。熊本県内のお客様にはルート配送という形で毎日従業員さん達が配達をしています。熊本県内約300社近くのお取引先様に5~6人で配送を行っています。

もちろん、熊本県外にもお客様は多数います。そのような県外のお客様に商品をお届けする場合、”佐川急便”さんや”クロネコヤマト”さんなどの宅急便やその他の運送便を利用することになります。もちろん、自社で配送便をたてる事も可能ですが、割りに合いません。商品の運送を専門としてる企業にお願いをした方がトータルコストが安いです。運送車の維持費、ガソリン代、高速道路代、人件費などなど。自社の商品だけを自社便で県外に運ぶには、よっぽど大量の商品を取り扱っている企業でないと難しいのです。

但し、このように他社便を利用し県外のお客様に商品を運ぶ場合にも問題は生じます。その問題とは、やはりお金の問題です。運送費です。私も親族の会社の営業マンとして食品の営業を行う事もあるのですが、この運送費によって商談が上手くいかない場合が多々あるのです


先日、私が商談をしていたスーパーさんから「ぜひ御社の商品を使わせてください!」と連絡がありました。九州内で40店舗程度のスーパーを運営している企業さんです。親族の会社の製造している業務用食品を各店舗の鮮魚部さんに送ってほしい、という内容です。電話口では「ありがとうございます!宜しくお願いします!」と言いましたが、内心は「出来るかなっ???」っていう感じでした。なぜなら、運送費の調整がまだ終わっていなかったのです

1つの段ボールに商品を詰めてお客様に送る場合、冷蔵便で大体800円程度掛かります。この800円、1つの商品単価が低い企業にとってはとても厳しい金額です。例えば1つの段ボールに商品が20P入る場合、1P当たりの運送費は「800円÷20=40円」になります。この40円、下手したら商品1P当たりの利益よりも多い場合があります。これでは商売になりません。苦労して製造した商品を赤字で販売するなんてあり得ません。

残念なことに、この運送費が商談の決め手となることが多々あるのです。「商品を気に入ってもらえたにも関わらず運送費で✖」、これが最も納得のいかない商談不成立パターンです。でも仕方ありません。お客様の手元に商品が届かなければ意味がありませんので。

しかし、ここで諦めるわけにはいきません。運送費についてもう少し掘り下げる必要があります。

こんな時に私がいつも利用しているのが、”大量の業務用食品に限り安価で運送を行ってくれる運送会社さん”です。例えば、九州内の配送であれば、1つの段ボール当たり300円以下で運んでくれます。めっちゃ安いと思いません。熊本から九州内のどの地域までも300円以下で運んでくれるんですよ(※離島や沖縄は除く。あくまで”陸続き”が条件です)。この会社さんが無いとビジネスが成り立たないレベルで重宝させて頂いています。いつもありがとうございます。

でも、こんなに安い運送会社さんにも1つ問題がありまして。。。

この安価な運送料金で運送を行ってくれる会社さん、大量の商品を倉庫や工場など1か所にドカッと配送することしか対応出来ないのです。まぁ当然ですよね。大量にドカッと運ぶから安価な運送費で運べるわけであり、各店舗に配送などしていたら手間も時間も掛かってしまう。つまり、効率が悪い効率を最大限に重視した結果、安価な運送費が実現できているのです。つまり、現在の私が求めているような、熊本県外にあるスーパーさんへの各店舗への配送は✖なのです。あたたたた…

ダメもとで一応聞いてみました。

「スーパーの○○さんへの各店配送とか出来ませんよね、タブン?」

「対応しかねます!」

運送会社さんは何も悪くありません。悪いのは私です。淡い期待を抱いていた私が悪いのです。安心してください。まだ、方法はあります。

次はその地域でルート配送を行っている食品問屋さんにお願いをする方法です。

つまり、いったん食品問屋さんに親族の会社の食品を仕入れて頂き、そこからスーパーさんへ配送を行っていただく方法です。この方法は楽と言えば楽です。食品問屋さんにドカッと送れば、食品問屋さんの方で小分けにして各店に配送を行って頂けるので。

しかし、これも結構費用が掛かります。食品問屋さんまでの運送費と食品問屋さんのマージンが必要になるのです。食品問屋さんは一般的に「食品1つに対して15~20{9b6a60116f1ce4138cb916d038a564d83dd1a941c3c2e5ff8f9a4f78ff99e0c8}のマージン」が必要になります。色々計算をしてみましたが、今回の案件において食品問屋さんを利用することは出来ません。全く計算が合いませんでしたので。。。

食品の物流って、こんな感じで難しいんですよね…ちなみに私は不動産屋です。なのにこんなこともやっているのです。スゴイでしょ。不動産しか知らない不動産屋さんよりは、頼りになるかもしれませんよ。ちょっとだけですが。

依頼の来ているスーパーさんの近くにある冷蔵冷凍庫付の倉庫でも借りて、そこから運ぼうかなー。それが一番現実的かもしれないし。ちょっと物件でも探してみます。不動産屋として頑張ってみます。

それか”ドローン”での配送っすね!

最後までお読み頂きましてありがとうございました。

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