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2018.05.06   2020.07.12

熊本のはなかっぱフェスティバルに行ってきました!が…

飛び跳ねる子供達

昨日の4月30日、2人の息子と一緒に熊本の鶴屋百貨店で行われている”はなかっぱ、わくわくフェスティバル”に行ってきました。

鶴屋はなかっぱフェスティバル!

ちなみに、私の息子2人の口から「はなかっぱが好き」という言葉は一度も聞いたことがありません。”ドラえもん””シンカリオン””機関車トーマス””ルパンレンジャーVSパトレンジャー”は好きみたいですが、はなかっぱに関しては聞いたことがないんですよね~。確かに、夕方放映されているはなかっぱを見ていることは知っていましたが、なぜ急に「行きたい!」と言い出したのかは不明です。テレビでCMでもしていたのでしょうか。

はなかっぱで遊ぶ子供達 はなかっぱで遊ぶ息子

CMの製作会社さん、あなた方の製作したCMは私の息子たちのハートはガッチリ掴んでいました。効果抜群です。これからも良いCMの製作、宜しくお願いします。

お昼前に会場に到着しました。小一時間遊んでからご飯を食べようという事になり、「パパ&長男&次男」で会場に入りました(ママは会場外で休憩です)。入場料が、

中学生以上:500円

3歳~小学生:300円

でしたが、ちょっと高くないっすかね。。。以前も何かのアニメのイベントに行ったことがあり、全く同料金の入場料をお支払いした記憶があります。その時も「高いな~」と思った記憶があります。

子供の料金は良いんですよ、遊びの主役なんで。そのイベントで目一杯遊んで楽しんでもらえるのであれば。夜もぐっすり寝てくれますんで。問題は”大人の料金”です。大人はあくまで付き添いです。スマホで可愛い子供の写真を撮るために入場するのです。そのイベントで「わーいわーい」と発狂しながら遊ぶわけではありません。大人が全速力で遊んでいたら、係の人につまみ出されますよ、絶対。運が悪ければ、通報されるかもしれませんよ。

つまり、大人の入場目的はほぼほぼ付き添いです。このような状況下において、入場料を支払わなければいけないのは、なんとなく納得できないんですよね、子供と同料金であればまだ納得できるかもしれませんが、世間一般の常識はそうではありません。このような場合においての大人の入場料金は、

遊ぶ子供の料金<遊ばない大人の料金

ときたもんですわ。その上、”3歳未満のお子様だけでの入場はご遠慮ください“という注意書きが付くことがほどんどです。言われなくてもこの物騒な世の中、子供が行くところには出来る限り付き添いますよ。でも、せめて”大人の入場料”にもう少し配慮をしていただけないものでしょうか。タダとは言いません、せめて子供と同料金でお願いします。

愚痴るわけではありませんが、もう1つだけ言わせてください。

映画もそうなんです、映画も。子供の付き添いでアニメ映画や戦隊ものの映画を見に行くことがあります。”ドラえもん”は今見てもオモシロいっすよ。普段はだらしないのびたが映画になると一番輝いてるし、たれかがピンチになると誰かが必ず助けに来る。何よりも「自分が両親と見ていたアニメを今こうして自分の息子と見ている」という状況に”懐かしさ”と”嬉しさ”を感じます。ひょっとしたら、私の息子と孫が映画館でドラえもんを鑑賞する状況もあるかもしれません。不思議ですよね。

他方、”戦隊もの”の映画。あくまで私の個人的な意見であり感想なのですが、1,800円はちょっと…。もう少し大人料金に配慮をしていただきたい。せめて「〇歳以下のお子様ともに映画を鑑賞する場合は○○円になります」などがあっても良いと思います。忘れてしまいましたが、以前何かの映画を息子と一緒に見たときは、そのような料金設定があったと記憶しています。ぜひぜひ一度ご検討下さい。

大人料金500円」から色々な事までに思いを馳せていた時に、私の脳裏にふとこんなギモンが湧いてきました。

「ひょっとして”はなかっぱフェスティバル“は大人からも入場料を取らなければイベントとして成り立たないのではないのか」と。この様な”箱モノ”を借りてイベントを行う場合には、家賃と人件費、入場者数が分かれば大体の想像がつきます。

開催場所の大きさは633㎡(192坪)です。

では家賃はいくらなのでしょうか。利用料金に関しては「詳細はお問い合わせ下さい」となっていました。この記事を書くためだけに問い合わせをするのは気が引けます。なにか家賃が分かるような情報が無いかと探していたところ、「土日でも1日の利用料は5万円以下」という記載がありました。しかし、ホール付属設備や備品を使用する場合には別途料金になるようですので、ここでは家賃を「1日=5万円」と設定します。

人員は、受付に2名、施設内に5名、施設外のはなかっぱ商品の販売所に3名程度でしたので、合計10名とします。1名につき1万円/1日と考えれば、1日の人件費は10万円です。家賃と人件費を合計すると、5万円(家賃)+10万円(人件費)=15万円が1日の原価になります。

実際に”はなかっぱフェスティバル”に来場しましたが「親1人&子供1人」が多い、という印象です。なので、500円(親)+300円(子供)=800円を1組みと仮定します。なので、このイベントの収支がトントンになるためには、

150,000円÷800円=187.5組/1日

の入場者数が必要です。10時~19時までの9時間運営なので、1時間に新規入場者が20組来れば良い計算になります。うーん、どうなんだろう。私が来場した13時頃は中で遊んでいたのがちょうど20組程度だったと思いますが、夕方になればなるほど来場者数は減ります。「原価を回収するのだけでも大変そう」というのが私の率直な感想です。

このように”イベントの裏事情”を計算することによって1つの真実が見えてきました。つまり、つまりですよ。大人料金:500円、子供料金:300円の合計800円の料金を徴収してもイベントの運営は正直厳しいのです。という事は、

大人から入場料金をとらなければ確実に大赤字

という悲しい現実がそこにはあったのです。私がバカでした。大人げなくて大変申し訳ございませんでした。「子供たちを笑顔にしようと頑張っている人たちがいる」←そんな人たちに大損をさせてもよいのか。そんな訳ない。そんな人たちにこそ頑張ってもらいたい。「500円がああだのこうだの!」言っている暇があったら施設運営のお手伝いでもしたほうが世の為人の為だ。「子供の笑顔はプライスレス」誰が言ったのか分かりませんが良い言葉です。

子供と一緒に遊びに行ったイベントが儲かっているのかどうかを見極めようとする父親、皆さんどう思いますが。私が子供だったら絶対にイヤですね。。。

最後までお読み頂きましてありがとうございました。

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