いや~、ビックリしました。
10坪2,000万円なので200万円/坪です。相場は100万円/坪の場所ですよ。隣って言ってもそこまで吹っかけることないですよね。
更にビックリしたのが、私の実家が購入を拒否したら10坪の土地で工事が始まったことです。
「え、ウソだろ!?」と思いましたが、数か月後には普通の家が建っていました。
そしてある時、外国人風の方がその家に入っていくのを私の母親が見たそうです。「外国の人が買ったのかな」と思ったそうですが、数日後今度は別の外国風の方が家に入っていきました。不思議に思った母親が近所の人に聞いてみたところ、その10坪の上に立った家は民泊として利用しているとの事でした。しかも連日宿泊者で埋まっているようです。
今回は民泊って事には触れず、10坪の家にスポットを当てて見ていきたいと思います。
余談ですが、私の父親は120万円/坪まで価格が下りてきたら買うつもりだったそうです。
10坪の家=狭小住宅という事を初めて知りました
狭小住宅とは、読んで字のごとく「狭く、小さい」住宅の事です。明確な定義はないようですが、10坪前後のものが多いようです。小さな土地なので用途が限定されるために、周辺の相場よりも安価で購入できる場合が多いようです。東京都心部などの土地の価格が高騰している地域で住宅を購入したいという方にとっての1つの手段として脚光を浴びています。
土地の狭さを補うため上下の空間を利用し(2階以上にしたり、地下を利用したり)、また見た目の狭さを解消するためにガラスなどの透明なものを使用し開放感を得ようとする工夫もみられます。
ただし、土地は安いですが建築コストは割高になることが多いようです。土地の狭さを建築で補うわけですから色々な工夫が必要です。「土地の安さが魅力のはずなのに、建築コストが高い」って本末転倒な気がしなくもありませんが、それでもトータルで考えたら安く仕上がるのでしょう。都心部では建築コストよりも土地の価格の方が高いですからね。
狭小住宅のメリット
固定資産税などの税金は土地の面積の大きさに比例するので、土地が小さければ小さいほど安くなります。
また、小規模住宅用地の特例も利用できます。詳しくは東京都主税局のホームページ「住宅用地に関するよくあるご質問」をご参照下さい。
狭小住宅のデメリット
生活動線の複雑化⇒上下の空間を利用する必要があるため、生活においても上下の移動が必須となる
建築費割高⇒工事の内容(複数階、ビルトインガレージ、防音など)&作業が一般住宅よりも大変
法的規制⇒高さ制限により3階部分が狭くなったり、また斜線制限により屋根の勾配が急になる
まとめ
資金があるのであれば、狭小住宅ではなく一般的な大きさの住宅を持つに越したことはありません。ただ、都心部及びその近郊で戸建て住宅を持つということは相当な資金が必要になります。資金はないけど都心部の戸建てに住みたいという希望を叶えるための方法の1つが狭小住宅という事です。私は戸建てでもマンションでもどちらでも構わないですし、所有でも賃貸でも全く気にしません。
私が住宅に求めるものは、普通に住めるという事だけです。
折角ここまで色々書いてきたのに全部を台無しにするようなことを言ってすいませんでした。