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2018.05.19  

シャッター通りのお店のオーナーからヤル気が感じられない@熊本

シャッター通り商店街のオーナーはヤル気があるのか?

東京都心ではあまり見かけない光景かもしれません。が、熊本ではよく見る光景があります。

シャッターが年中無休で閉まっているお店

熊本の中心部に”上通””下通”アーケード街があります。

参照:Wikipedia「下通」

上通・下通は東京でいうところの”銀座”であり、熊本の目抜き通りです。そんな熊本の1等地においても”シャッターが常時閉まっているお店”が徐々に増えてきています。1階の店舗はまだしも、2階以上は特に、

テナント募集

の看板が至る所にあります。私は熊本に来て7年になりますが、私が来た当初から「テナント募集」のままの物件もあります。また、レアケースですが、1階で以前は超大手ファーストフードが入居していた店舗も1年以上空き店舗のままです。オーナーさんがクセモノで入退去の際に揉めることが多いという噂が広まってしまい、各テナントさんから敬遠されている、という話を耳にしたことはありますが。。。

このようなレアケースは別としても、空きっぱなしの店舗が異常に多いように思えてなりません。もちろん、「入居したい!」というテナントさんが居ない限り空き店舗が埋まることは無いですが、それにしても「長期間空きっぱなしではありませんか!?」と私は言いたいです。まったくもってヤル気を感じません。それどころか余裕さえ感じられます。

不動産は所有しているだけで税金が掛かります。上通・下通は立地が良いだけに税金もある程度の金額になることが予想されます。つまり、空き店舗を所有している場合、”±0”ではなく””になってしまうのです。理解できません。私はこの世で一番””が嫌いな男として熊本のある地域では有名です。もし私であるならば、法律に反しないことは何でもしてテナントさんに入居してもらうでしょう。


なぜシャッター通りの店舗のオーナーからはヤル気が感じられないのでしょう。放置しておくことによって別のメリットを享受しているのでしょうか。私の知識や経験が及ぶ範囲では、空き店舗での放置に何のメリットもありません。このままでは夜も眠れませんので、自分なりに少し考えてみました。

理由としてまず最初に思い浮かぶのが「そもそも入居希望者がいない」という事です。入居希望者がいないので仕方がなく空き店舗のまま、という理由であれば私も納得できます。昨今ではロードサイドのショッピングモールに入居していたほうが集客が見込めます。地方においては、目抜き通りは二の次になってしまう場合も少なからず存在するでしょう。もし私が飲食事業を行っていたとしたら、上通・下通ではなくロードサイドのショッピングモールに出店しますね。間違いなく。

しかし、空き店舗を既に所有してしまっているのであれば、そうも言ってられません。私ならフリーレント内装工事費用負担、挙句の果てには禁じ手とされる家賃減額にまで手を出すかもしれません。私の中では、空室のある不動産は”負動産”と同じなのです。不動産本来の価値を引き出してあげる必要があるのです。

別の理由としては「そもそも貸し出す必要がない」という事も考えられます。”貸し出す必要がない”とはどういうことかと言えば、金銭的に余裕があり空き店舗のまま放置しておいても痛くも痒くもない、という事になります。シャッター通りの店舗のオーナーの方々は、以前は商売を営まれていた方が多いのではないでしょうか。元々商売で使っていた店舗、若しくは商売で儲かったのでビルを買った、という人が大半でしょう。店舗が空いていようがいまいがどうでもよいのです。お金は腐るほどあるのですから。

お金に困窮しているオーナーさんなら、そのような不動産はササッとと売却してしまうでしょう。若しくは、何としてでも空き店舗にテナントさんを誘致しようとするでしょう。今後シャッター通りを見た時には「可哀そうだな」と思うのではなく「お金に困って無いんだな」と思った方がよいのかもしれませんよ。。。

空き家”の場合には、放っておくことによって税金(土地の固定資産税)が上がる可能性があります。他方、”空き店舗”の場合にはそのような制度はありません。つまり、空き店舗の場合は放っておくことが行政側に容認されているのです。特に罰則が無いのであれば、後は自分の判断で物事を決めれば良いだけです。お金に困っていなければ、面倒くさいので放っておくという選択肢も有効でしょう。ベクトルが”改善”に向かう事はなく、常に”現状維持”を指し示しているのです。

2つの理由を考えてみましたが、この2つの理由がもたらす結果は何だと思いますか。そう、シャッター通りの更なる衰退です。”テナントが付かない””テナントを付ける必要がない”事の行き着く果ては更なるシャッター店舗の増加でしょう。通りとしての集客性が減少すればするほど、新規テナントから敬遠され既存テナントは撤退します。より集客性の高い立地に店舗を移すことは至極論理的です。

シャッター通りにはこのような負の悪循環が渦巻いています。人口減少局面にある日本において、このままでは本当にゴーストタウン化してしまうでしょう。空き店舗のオーナーの方々にヤル気を出してもらうか、若しくは第三者が先頭に立って改善のノロシを上げる必要があります。

私は昔の商店街のような情緒あふれる通りが大好きです。私の東京の実家の近くの商店街では頻繁に縁日が開催されていました。屋台でおこみ焼きを食べたり金魚すくいをしたり、本当に良い思い出です。駄菓子屋のあの雑然としたフインキなど、決してショッピングモールでは味わえないでしょう。

ふるきをたずね新しきを知る”

最後までお読み頂きましてありがとうございました。

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