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2018.06.13  

レオパレスの施工不良問題に関して

バツ

ここ最近、レオパレス21が世間を賑わせています。しかも、良い話ではなく悪い話です。レオパレスがどういう会社か知らない人もいらっしゃると思いますが、カンタンに言えば賃貸マンション経営の会社です。賃貸マンション経営に付随する業務も多々やっているようですが、根幹にあるのは賃貸マンション経営です。

そんなレオパレスがどのような話題で世間を賑わせているのでしょうか。それは、「界壁(かいへき)」です。「あぁー、界壁ねー」ってなる人はまずいないのではないでしょうか。まずは、この界壁から説明をしましょう。

界壁とは、共同住宅における各住戸を仕切っている壁の事を言います。建築基準法上、この界壁には遮断性能及び防火性能が求められています。そして、界壁は小屋裏か天井裏に達していなければいけないのです。

この界壁が天井裏に達していないとどうなるのか。言い換えれば、各住戸の間を仕切っている壁に隙間があるという事になります。カンタンですね。隣室の生活音がダダ漏れになります。もし、隣室で火災が起こったら自室への延焼の可能性は高まります。極端な事を言えば、天井裏を通ることによって隣室に侵入することが可能になります。


レオパレスはこの界壁に関する話題で世間を賑わせています。なんと、レオパレスが施行した物件の一部にこの界壁が未設置、若しくは不十分の物件があるという事なのです。あり得ません。もし当該物件で火災が起こった場合、どうするつもりであったのでしょうか。

この問題についてレオパレスはいくつかのプレスリリースを行っています。そのプレスリリースの内容にちょっとビックリしました。

まずは、建築基準法違反の疑いのあるレオパレス施工物件の建設された時期が、「1996~2009年」である事。つまり、古いものでは20年以上も法律違反の可能性のある物件が見逃されていたのです。更に、その違反の可能性のある事項が集合住宅の防火性能の根幹に関わる問題であることは、より事態を深刻にしています。現在までに重大な人災が起こらなかった事は、不幸中の幸いと言ってよいでしょう。

さらに、同プレスリリースには、

「当社の業績に与える影響について、現時点においては軽微であると考えております。」

参照元:レオパレス21:ニュースリリース「当社施行物件における界壁工事の不備について」

との記述がありました。皆さん、どう思いますかね。もちろん、上場会社としては何があっても”業績に与える影響は軽微”と言わなければいけないのかもしれません。多数の株主様や取引先様への悪影響は避ける必要がありますので。しかし、今回の件は人命に関わる内容です。たとえ補修費用等今回の問題に対して必要な費用が少ないとしても、上記のような記述の仕方はどうなのでしょうか。レオパレスでアパートなどを建てたオーナーの方々の気持ちはどうなるのでしょうか。消費者からすれば「レオパレスの物件は止めておこう」という考え方になりかねない問題です。そうなれば、オーナーの方々にとっては大問題です。レオパレスにとっても信頼が地に落ちかねない事態でしょう。

なのに、まるで他人事のような言い方。各企業の本質というものは、トラブルが生じた際の対応に表れると私は考えています。レオパレスさんの企業の本質が垣間見れたような気がします。今後、レオパレスさんがオーナーや入居者の方々へどのような対応をしていくのかを注意深く見守っていきたいと思います。

もしかすると、この問題は事の発端となる可能性もあります。レオパレスさんと同様の事業形態を持つ企業は他にもあります。もしかすると、他の企業でも同様の問題が発覚する可能性も否定できません。建物の問題は人命に直結する問題です。熊本地震を経験したことによって、その事がより身近に感じられるようになりました。

首都直下型地震南海トラフ地震の発生が危惧されている日本。このような問題は早急に解決されることを切に望みます。

最後までお読み頂きましてありがとうございました。

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