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2019.03.29  

相続登記の義務化が議論されているらしいですが・・・

相続登記の義務化が議論されているらしい

相続登記の義務化が議論されている

つい先日、こんなニュースを見ました。みんな大好きYahoo!ニュースで。相続登記とは、不動産の所有者が亡くなった場合に、その不動産の所有名義を相続人に変更することを言います。ようは、不動産の登記上の名義変更の事なのですが、この相続登記、今までは義務化されていなかったんですよ。つまり、相続が開始してにも関わらず名義変更(登記)をしなかった場合、何の罰則も無かったのです。

ちょっと横道にそれますが、そもそも不動産の登記には、

  • 義務付けられている登記⇒表題部の登記(建物の物理的現況)
  • 義務付けられていない登記⇒権利部の登記(所有権や抵当権などの権利関係)

があります。そもそも登記が義務付けられていない場合が存在するのです。表題部の登記とは、建物の場所や構造、大きさなどの外形的な内容を公示するものです。確かに、この登記は絶対必要ですよね。もしこの登記が無かったら、不動産として存在していない事になってしまいます。投資を検討している収益不動産の登記を確認したけど、何も出てこなかったらビックリです。ですよ、。買うに買えないですよ、このような物件は。。。

他方、権利部の登記、すなわち所有権や抵当権などの登記は義務ではありません。スゴイと思いません。不動産の所有権がAさんからBさんに移転したとしても、その所有権移転登記をするかしないかは、当事者の判断に任せられているのです。登記に必要な費用は何万円もします。それなのに、「登記するかしないか、どっちでもいいっっすよ!」みたいな感じ。。。どうなんでしょうかねー。

まぁ一般的な不動産の売買において、所有権移転登記をしないなどという事はあり得ないでしょうけど。。。不動産売買には登記はつきものだと教えられて育ってきましたんで、私。私に限らず不動産業界経験者は皆さま同じご意見だと思いますが。

不動産売買契約書を取り交わしただけでは、何かこうしっくりきません。違うんですよ、ココじゃないんですよね。やっぱり登記簿に所有者として登場して初めて「買った!」という気持ちが湧いてくるんですよ。私だけかもしれませんが。なので、例え所有権移転登記が義務では無くても、したくなるもんなんですよ、登記って。

そして、ここからが重要です。今までの私の感情論は全く重要ではありません。時間を無駄にしたと感じた方、どうもすいませんでした。この借りは必ず返せません。。。

所有権や抵当権の登記は義務ではないのにも関わらず、その不動産に対する所有権や抵当権を他の第三者に主張するためには登記をしておく必要があるのです。

やりましたね!、いやー、やってくれましたよ、本当に。どうもありがとうございます。「この不動産は私のものですが、何か?」とドヤ顔で言うためには、登記をしておく必要があるのです。所有権移転登記を。

登記は義務じゃありません。でも第三者に主張するためには登記をしておいてください。

↑もう、法律か何かで義務化してください。

所有権移転登記、又は抵当権設定登記を忘れたために他の第三者に主張できないなんて、可哀そうじゃないですか。真っ当な手続きにより不動産の所有者となったのに、悪意のある第三者が手続き上の不備を利用して暴利を得ようとすることも考えられるじゃないですか。任意である必要がどこにあるんですかね???

先ほども述べましたが、普通の不動産売買で登記をしないことはほとんど考えられません。もし、不動産売買の当事者の一方が「今回の取引では、登記をするのは止めましょう」などと言ってきた場合は、絶対にヤバいやつです。何か企んでいるとして考えられません。なので、そんな人との不動産取引は絶対に止めましょう。

国も普通の不動産取引での登記の義務化ではなく、あえて相続による登記の義務化と言っている事がミソなのではないか、と思います。やはり、相続登記をしない人が多いのでしょう。東日本大震災においても、相続登記をしなかった事により大変な事態になったと聞いたことがあります。相続登記に関して、他の誰かがアドバイスをしてくれるとも限りませんし。場合によっては被相続人が不動産を所有していた事すら分からなくなってしまっていることも考えられますし。義務化は必然である、というのが私の考えなのですが、いかがでしょうか。

合わせて、登記関連費用を安くして頂ければ言う事無しです。ぜひぜひ宜しくお願い致します。

最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。

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