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2017.12.20   2018.04.06

熊本地震を経験し分かった事。マンションは地震に強くありません

戸建ては地震に強いのか?

平成28年4月14日及び4月16日、熊本にかつてない地震が発生しました。この地震により200名を超える方々がが犠牲となってしまいました。心よりご冥福をお祈りいたします。

 

 

私は当時(現在もですが)、マンションの4階に住んでいました。熊本地震の当日、未曽有の揺れが私たちに襲い掛かりました。私は最初、冗談抜きに近所で爆発が起きたと思いました。揺れというよりも「ドカン!」という衝撃があったのです。4階でも立ち上がる事すら出来ない状況でした。他の部屋にいる家族の状況を確認するために動けたのは揺れが少し収まってからでした。

 

 

日本は地震大国です。数分後に日本のいずれかを地震が襲い掛かってもおかしくありません。下記では地震の時にどういう状況であったのか、またその時に私が思ったことを書いていきたいと思います。

目次

1.マンションの高層階は地震に対して脆弱過ぎる

割れるものはすべて割れた

私の自宅(4階)もとてつもなく揺れました。食器類は2/3が割れてしまいました。しかし、テレビは無事でした。また、少し高いところに置いておいたデスクトップのパソコンも無事でした。よくよく考えてみると、家具への被害はそれほどありませんでした。

 

 

しかし、高層階、それこそ10階以上に住んでいる方は被害が大きかったようです。買ったばかりの100万円近くするテレビの液晶が粉々になってしまった方もいます。

エレベーターが止まり、避難がとても難しくなった

特に小さいお子様がいらっしゃるご家庭には真剣に考えて欲しいです。地震などの震災が起きた場合、すぐに非難しなければいけません。大震災の場合は余震が続きます。余震と言いますが、震度5以上のとてつもない揺れを伴う地震です。状況的にも精神的にも自宅にいることは難しかったです。そして、実際に避難する際、エレベーターにまず向かいましたが、案の定停止していました。当然と言えば当然です。

 

 

私の自宅は4階でしたので、非難をすることにそれほど不便を感じませんでした。小学生以下の子供が2人おりますが、速やかに非難が出来たと思います。これが10階以上だとしたら、考えただけでゾッとします。エレベーターのみが自宅へ向かう唯一の手段となるような高層階は、特に小さいお子様がいらっしゃるご家庭では考えられた方がよいです。

ライフラインの復旧が高層階ほど遅れた

私のマンションでもそうですが、下層階からライフラインは復旧していきます。同じマンション内であるのに低層階と高層階では復旧に時間差がありました。私のマンションは8階建てですが、これが超高層マンションなどになったら一体どうなるのでしょうか。

 

大地震が起きた場合、全てが復旧するまでは自宅には戻らないと思いますが、自宅で過ごすのと

2.地震には戸建てが強い

私は仕事もありましたので熊本に残りましたが、妻と2人の子供は福岡の親戚の家に避難してもらいました。熊本に残ったと言っても当然自宅に戻ることは出来ません。震度4クラスの余震は休むことなく起こっていましたので。仕方なくマンションの駐車場で車中泊をしていました。

 

 

しかし、戸建てに住んでいる友人たちは2,3日後には自宅に戻っていました。そもそも大震災が起きた時に自宅及び家具などにそれほど被害はなかったと言っていました。もちろん震源地付近では地盤ごと崩れてしまいますので戸建てとマンションの優劣はないとは思いますが、震源地から少し離れた地域では明らかな差がありました。

 

 

よく「地震に強い住宅」として、住宅に地震を加えた場合の実験をしているCMがありますよね。あれは本当です。今までは「所詮実験でしょ!」と思っていましたが、私の認識は間違っていました。建坪がしっかりと確保されていて最新の耐震構造を採用している戸建ては地震にはめっぽう強いです。

3.団地も地震に強い

自宅の近くに築年数が古い3階建ての団地があるのですが、こちらも地震には強いです。塗装に少々の亀裂は見受けられましたが、ビクともしていません。団地が強いというよりも、3階建て程度の低層住宅で、なおかつ建物の横幅がしっかり取れているのマンションは地震には強いのではないでしょうか。

 

 

逆に築年数がそれほど古くなくても薄っぺらいマンションやいびつな形をしたマンションが大被害を受けています。共通する被害状況は、「1階がつぶれてしまう」ことです。建物が揺れに耐えられなかつた事が容易に想像できます。

 

 

また、俗にいう「ショッピングモール」の被害も甚大なものでした。震災後の内部の写真が出回りましたが、悲惨なものでした。特に「吹き抜けになっているエントランス」は壊滅的な状況になっていました。天井が崩落していたのです。ショッピングモールの閉店後に熊本地震は発生しました。もしショッピングモールの営業時間中に地震が起きていたら、人的被害は間違いなく拡大していたでしょう。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

 

今回のコラムは実際に私が経験し感じたことを書かせて頂きました。データや実証実験の結果などを用いてマンションは地震に強い、と仰られる専門家の方もいらっしゃいますが、そのようなものは現実には当てになりません。私は経験に勝るものはない、と思っています。

 

 

私は今後、マンションの高層階に住むことはないでしょう。確かに高層階に住めば眺望やより静寂な空間を手に入れることは出来ますが、それよりも大事なものがあるという事が今回の経験で身に沁みました。やはり「生きる」という事を最優先した状況に身を置くべきであるという事を。

 

 

今回もお読みいただきまして、ありがとうございました。


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