• このエントリーをはてなブックマークに追加
2018.03.02   2018.04.06

引っ越しのタイミングを最適化するには?

引っ越しのタイミングを最適化するには?

皆さん、「引っ越し」をされたことはありますでしょうか。私はまだ1度しか引っ越しを経験していません。確か8月(?)だったような気がします。暑すぎて死にそうになったような思い出があるようなないような。。。

引っ越しの際は引っ越し業者さんにお願いをするのが一般的ですよね。私は数社の引っ越し業者さんから見積もりを取り、一番お手頃価格の引っ越し業者さんに決めました。決めた上で値下げ交渉をお願いしたら、 確か3~4万円くらい値引きをしてくれました。その当時は私と妻の2人で東京から熊本への引っ越しでしたが、10万円以下の金額でした。

担当者さんが私の自宅に見積もりを持って来てくれた際に「10万円以下にしてくれたら、今この場でハンコを押す!」と言って値下げをお願いした記憶があります。引っ越し業者さんからしたらとんでもない迷惑なお客さんですよね。

その当時は引っ越しの事などほとんど調べずに勢いで引っ越しをしてしまいましたが、引っ越しはタイミング次第でお得に行うことが可能です。不動産会社で働いていたにも関わらず勢いで引っ越しをしたことに若干の空虚感を覚えなくもありませんが、皆さんには私のような引っ越しスタイルはお勧めしません。この記事では、引っ越しの最適なタイミングと引っ越しにつきものである「二重家賃問題」を考察してきたいと思っています。

1.退去する際に必要な手続き

引っ越しのタイミングを考察する前に、まずは退去をするにはどのような手続きが必要なのかを見ていきましょう。明日引っ越すからと言って、管理会社に「明日退去します」と言っても受け入れてもらえません。 退去には退去の手続きが必要になるのです。この退去の手続きを間違えると、後ほど考察する「二重家賃」問題が発生します。スムーズに退去をし二重家賃問題を発生させないためにも、退去に必要な手続きを把握しておきましょう。

  1. 退去の通知
  2. ライフラインの解約
  3. 住民票の移動(転出届・転入届)
  4. 退去の立会い
  5. 鍵の返却
  6. 敷金の清算

1つずつみていきましょう。

1.退去の通知
一般的に退去の通知は「退去日の1か月前」が原則となっています(「2~3か月前」ということもありますので、契約書をチェックしてください)。通知の相手方は「賃貸人若しくは管理会社」です。通知の方法は契約書に定められている方法で行いましょう。契約書に定められていない場合には口頭でも可能ですが、「言った言わない」を防ぐために書面に残しておくことをおススメします
特に更新時期が近い場合にはご注意ください。解約予告が更新時期をまたいでしまう場合には「更新料」を求められてしまいます。
2.ライフラインの解約
退去日が確定したら電気・ガス・水道などのライフラインの解約手続きをしましょう。
全て受付窓口に電話をし引っ越しを行う旨を伝えればその後の手続きについて教えてくれますのでご安心ください。
3.住民票の移動(転出届・転入届)
現在の住民票がある市区町村役場に「転出届」を提出し、「転出証明書」をもらいましょう。新たに住民票を移す市区町村役所に提出する「転入届」を提出する際にこの「転出証明書」が必要になります。引っ越し日から14日以内に住民票の異動を行わない場合には罰則(過料;最高5万円)を受ける可能性がありますのでご注意ください。
※同様の書類で「転居届」というものがあります。これは同じ市区町村内での引っ越しの際に提出する書類です。
4.退去の立会い
退去日に退去の立会いを行うのが一般的です。退去の立会いとは、室内の現況を確認し原状回復工事の費用負担を貸主・借主のどちらかにするのかを決めるために行われるものです。不動産会社や管理会社とともに行います。部屋中をくまなく点検し「この傷は当初からあったがこの傷は自分で付けた」と1つ1つ確認していきます。
5.鍵の返却
合鍵を作っている場合は、オリジナルキーと共に合鍵も返却しする必要があります。
6.敷金の清算
退去の立会い後に、その立会い内容に基づいた敷金の清算の見積書が送付されます。敷金に残りがあれば戻ってきます。

上記が大まかな退去手続きの流れとなっています。全ての手続きが重要ですが、何よりも退去の通知を忘れないようにしてください。退去の通知を忘れてしまうと、余計な費用が発生してしまう可能性が激増してしまいますので。

2.引っ越しのタイミングを最適化する為に覚えておきたい事

引っ越しには2種類あります。「任意」と「強制」です。「強制」とは転勤などで「引っ越しを迫られている状況」と言った方が分かりやすいですね。この場合には引っ越しのタイミングを選択できる状況ではありませんので、今回はあくまで「引っ越しの時期を自由に選べる」という前提で書いていきますのでご了承下さい。

賃貸物件数及び引っ越し数
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
賃貸物件数 普通 普通 普通 普通 普通 普通
引っ越し数 普通 普通 普通 普通 普通 普通

賃貸物件数は進学や就職などで部屋探しをする人が多い1~4月が一番多いです。この時期は放っておいてもどんどん埋まっていくため値下げ交渉などはほぼ出来ません。

他方、7~8月は賃貸物件数は少ないものの人の動きもあまりありません。オーナー側の心理として、この時期に空室である物件は値下げをしてでも埋めようと考えることが多いです。値下げ交渉をするという観点から考えれば、この時期に引っ越すという事は理にかなっています。物件数が少ないので、希望に沿う物件があるかどうかは分かりませんが。

引っ越し数も基本的には賃貸物件数に比例します。賃貸物件数が多い時には引っ越し数も多いですし、少なければ少ないのです。引っ越し費用に関しては、閑散期と繁忙期を比べると2倍程度の差が出ることもあります。引っ越しに関しても時期を選べるのであれば、狙いは7~8月でしょうか。暑さとの闘いという側面のありますけど。。。

また、引っ越しに関しては曜日時間帯によっても費用に差が出ます。平日と土日を比べると平日の方が割安です。土日休みの人が多いですからね。また、午前よりも午後の方が割安です。面倒くさいことは午前中にしたいという気持ちはよく分かります。しかし、ここはグッと我慢して午後に引っ越しをすることも検討したほうが良いかもしれません。

3.二重家賃問題

引っ越しに関して悩ましい問題がこの「二重家賃問題」です。退去の通知などのタイミングを間違えてしまうと、現住居と新居の両方の家賃を二重で支払わなければいけなくなってしまいます。この「二重家賃」だけで何万円もの余分な費用が発生することもあります。避けられるものなら避けたいですよね。ではなぜ二重家賃の問題がが発生してしまうのでしょうか。

二重家賃問題は「1か月前通告(場合のよっては2~3か月前通告)」という賃貸住宅の解約に関する原則から生じることがほとんどです。日本の賃貸借契約においては「解約します」という通知を出してから1か月間は家賃を払い続ける必要があります。3月31日で退去するのであれば2月28日までに退去の通知をしなければいけません。

しかし、3月31日に退去予定なのに退去の通知が3月1日以降になってしまうと、その通知から1ヶ月間(2~3ヵ月の場合も)は賃料を支払わなければいけません。例え住んでいなくても支払う必要があるのです。住んでいない住居の家賃を支払うなんて馬鹿げていると思いませんか。

理論上は、退去通知上の退去日の翌日が新居への入居日(賃料発生日)でないと二重に賃料を支払う事になります。その期間が短ければ良いですが、解約通知の如何では1ヶ月まるまる二重家賃を支払うという事にもなりかねません。家計に大打撃です。

しかし、この二重家賃は様々な方法で回避することが可能です。知っているのと知らないのでは大違いですので、下記で紹介する方法はぜひ頭に入れておいてください。

賃貸借契約書

退去日と入居日の調整

急な引っ越しなどではない場合、退去日と入居日をしっかりと調整することが可能なはずです。前述しましたが、退去日の翌日を入居日に調整できれば不要な家賃を支払う事はありません。重要なのは退去通知のタイミング及び退去日です。このタイミングに合わせて入居日を決めるようにしましょう。

新居の賃料発生日の先延ばし

新居の賃料発生日は、申込日から2~3週間以内と決まっている事が多いです。もし、退去日と入居日の調整が上手くいかず二重家賃が発生してしまう場合には、新居の賃料発生日の先延ばしを交渉してみると良いでしょう。バサッと断られることも多いですが、二重家賃を払うくらいなら当たって砕けろの精神で交渉をしてみましょう。

フリーレントの交渉

フリーレントとは「入居後の家賃が1~3か月程度無料」になる事です。物件によっては最初から「フリーレント〇ヶ月」という謳い文句を掲げ賃貸募集をしていることもあります。このフリーレントが設定されていると、引っ越しで不要な費用を支払う事はほぼなくなるでしょう。新居の家賃が無料の期間内に旧居の手続きをすべて終えれば良いのですから。事前の解約通知も全く怖くありません。

なぜフリーレントを設定している物件があるのかと言えば「オーナーが空室を早く埋めたいから」です。物件が空室の場合、その空室期間の収入は0です。それなら数か月間の賃料収入には目をつむってもお客さんに入居してもらおうという意思の表れがフリーレントなのです。

ですので、人気の物件ではなかなかフリーレントは設定されません。放っておいても入居者が見つかりますので、フリーレントを設定する必要が無いのです。逆にあまり人気のない物件はフリーレントを設定してもらえる事があります。いずれにしても交渉をしてみることが最善の策です

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。

引っ越しのタイミングを最適化するために考えておきたい事、及び引っ越しにはつきものである「二重家賃問題」への対応策をみてきました。ほとんどの人にとって引っ越しは人生のうちに何度も経験するものではありません。その経験不足から「多少費用が掛かってもしょうがない」となってしまう事が多いですが、非常に勿体ないです。どんな場合でもそうですが、無駄な費用は払うべきではありません。

引っ越しのタイミングが最適化され、また無駄な費用を支払わない為にこの記事が皆さんのお役に立てれば幸いです

最後までお読み頂きましてありがとうございました。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加