まずは変動金利と全期間固定金利のメリット及びデメリットを下記に1つずつ
記載します。
変動金利
メリット:全期間固定金利と比べてると金利が低い
デメリット:将来的な金利上昇リスクがあるので、借入時に総返済額が確定しない
全期間固定金利
メリット:金利の変動を考慮しなくてよいので、借入時に総返済額が確定する
デメリット:変動金利に比べると金利が高い(※)
※歴史的な低金利状態の現在、全期間固定金利型も過去に例をみないほどの低金利となっている。
以前のように変動金利と全期間固定金利の差が大きい時代には、
個々人の経済状況によってどちらを選ぶか入念に試算されたほうがよい
と思いますが、現在では両者の金利差は少なくなっています(0.5{9b6a60116f1ce4138cb916d038a564d83dd1a941c3c2e5ff8f9a4f78ff99e0c8}前後)。
しかも現在は歴史的な低金利状態が続いています。
このような状態がいつまで続くのか?と問われたとしたら、
そう長くはない!と私は答えます。
日銀も日本における物価上昇率が日銀の定める目標に到達すれば、
現在の金融緩和を終了させると言っています。
ということはこれからは金利が上昇局面に動く可能性が高いのではないでしょうか。
もし私が今住宅ローンを借りる立場にあれば
『現在は低金利であるが今後は金利の上昇が予想される⇒全期間固定金利』
上記の選択をすると考えます。逆に
『今後は金利が下落しそうである⇒変動金利』
という選択をするでしょう。
いずれにしろ、住宅ローンを借りる方の経済状況や今後のライフプラン等をじっくり考察しないと「こちらが良い!」というように断定することはできません。
今回のご相談内容に関しての回答は、あくまで私の私見という事でご理解いただければ幸いです。